一覧

  • 2014年01月26日

    犬の膵外分泌不全の診断と治療と管理ついて。

    先日はお休みにご理解をいただきありがとうございました。 本日より通常診察ですのでご安心下さい。 前回は犬の膵外分泌不全の病態と原因でしたが、今回は診断と治療と管理について説明します。 前回のブログはこちら「犬の膵外分泌不全の病態と原因ついて。(臨時休診のお知らせ。)」 <診断> ・血液検査で他の基礎…
  • 2014年01月24日

    犬の膵外分泌不全の病態と原因ついて。(臨時休診のお知らせ。)

    25日(土)は臨時休診を頂きます。 ご理解とご協力をお願い致します。 今回は犬の膵外分泌不全の病態と原因について少し詳しく説明します。 前回のブログはこちら「食糞するくらい食欲はあるが体重は減る(犬の膵外分泌不全)」 <病態> 膵臓にある膵腺房細胞からの消化酵素の分泌能力が10%以下に落ちてしまい、…
  • 2014年01月20日

    食糞するくらい食欲はあるが体重は減る(犬の膵外分泌不全)

    すごく元気で、食欲もあるけれどみるみる痩せていくというワンちゃんのお話です。 来院の理由は「食糞をやめさせたい」というものでした。 食糞に関してはリンク先「犬の食糞について。(食糞の原因を考える。)」の様なお話をさせてもらい、対策をお願いしました。 ただ、食糞するくらいの食欲かどうか(お腹がすいてい…
  • 2014年01月15日

    V-BTA検査の勉強会(犬の膀胱移行上皮癌診断の補助検査について)

    11日に検査会社の方による院内セミナーが行われました。 内容はV-BTA検査 (the Veterinary Bladder Tumor Antigen test)という犬の膀胱の癌に関する検査でした。 どんな検査なのか・・・手短にまとめてみます。 <用途> 犬の膀胱移行上皮癌診断に用いる検査の一つ…
  • 2014年01月13日

    胃捻転拡張症候群(GDV)の最近の知見②

    前回の続きです。前回はこちら「胃捻転拡張症候群(GDV)の最近の知見①」 常に様々な研究がなされています。今日までのスタンダードが明日から異なる事も珍しくありません。 このブログで書かれていることもいずれは古い情報となるでしょう。 胃捻転拡張症候群における論文で興味深いトピックをご紹介しますの第2回…
  • 2014年01月12日

    胃捻転拡張症候群(GDV)の最近の知見①

    胃捻転拡張症候群における論文で興味深いトピックをご紹介します。 ①「インターネットを利用した調査による胃捻転拡張症候群のリスクについて」 ☆有意にリスクを増加させる要因は・・・ ・ドライフードの食事 ・精神的に不安な要素がある。 ・イギリスに住んでいる。 ・1990年代生まれ。 ・1日のうち5時間を…
  • 2014年01月05日

    再灌流傷害を緩和するかもしれないラザロイド(lazaroids)について。

    人の再灌流障害ではサイトカイン療法やラザロイドの影響が研究されているようです。 研究に用いられているのは動物なので効果があるのかもしれません。 ただ、獣医療で治療として用いられているという話は聞いたことがありません。 人ではリウマチの治療に用いられているようです。 いろいろと調べてみましたのでご参考…
  • 2014年01月03日

    胃捻転拡張症候群が引き起こす再灌流障害について。

    気がついたら胃捻転シリーズは年を跨いでしまいました。(๑´ڡ`๑)てへぺろ 前回のブログに関してはこちら。「犬の胃捻転拡張症候群の病態②「播種性血管内凝固(DIC)」について」 胃捻転拡張症候群が引き起こす再灌流障害について。 ☆すごく簡単に示すと・・・「虚血の時に発生したいけないもの達が、虚血が解…
  • 2014年01月01日

    あけましておめでとう御座います。(今年のお正月は重症傾向)

    あけましておめでとう御座います。 本年もよろしくお願いします。 大晦日・元旦と普段来られない患者さんや新規の患者さんの来院が続いています。 残念な事に例年に比べて重症の症状の方が多いようです。 当院に限っての偶然だとは思いますが。 年明けに来院しようと思っていたのだが・・・と言う方がほとんどです。 …