当院の耳鼻科について

しつこい耳の汚れや臭い、痒みなどでお困りなら、豊富な実績と丁寧な説明の当院にご相談ください。
かかりつけの病院がある場合でも、セカンドオピニオンとして治療法や管理方法などご相談いただけます。

代表的な症例

外耳炎
耳ヒゼンダニ症 別名:耳疥癬(かいせん)
耳血腫

よくある症例と原因について

外耳炎

原因と症状

外耳炎とは、耳介(耳たぶ)から鼓膜までの領域(外耳道)に炎症が起こることをいい、多くの犬や猫に見られます。犬では非常に多くみられる病気の一つで、アイペット損害保険株式会社によると、ペットの保険金請求が多い傷病のランキング2020年度版では犬の外耳炎は2位になっています。垂れ耳の犬種や皮膚が弱っている場合も耳に外耳炎として影響が出てしまうことも珍しくありません。

外耳炎の原因は多岐に渡ります。皮膚病やアトピー性皮膚炎などによる影響、内分泌異常(ホルモン疾患)、耳の脂漏症、分泌腺異常、ミミダニや異物によるものなど様々です。場合によっては複数の原因が関係している場合もあります。よって原因によって治療法は変わります。

それに加えて、犬種、耳の形、耳垢の量や質、飼育環境などが症状を悪化させてしまう一因としてあげられます。

悪化していくと炎症の範囲は耳の入り口から耳道を通じ鼓膜にまで及ぶことがあります。
さらに放っておくと鼓膜からさらに奥にある中耳、内耳にまで広がってしまいます。

外耳炎は単に耳の炎症ではなく、じつは非常に複雑な病態であるというのが最近の知見です。
耳をかゆがる、頭を振る、耳垢の量が増える、耳を床にこすりつける、耳からくさい臭いがする、といった症状がみられたらご相談下さい。

多い犬種

アメリカン・コッカースパニエル
ラブラドール・レトリバー
キャバリア・キング
チャーリーズ・スパニエル
フレンチ・ブルドック
パグ など

治療法

耳の環境を正常化するための洗浄と原因に対して点耳薬や内服薬を使用します。
軽度では数週間ほどで治りますが、症状が強い場合は治療が長期化することも珍しくありません。
長期間に渡り外耳炎を患っている場合は慢性化しているケースが多く、管理と治療を継続的にしていく必要があります。

現在では長期間作用型の点耳薬が発売され、外耳炎の治療に一役買っています。

耳ヒゼンダニ症 別名:耳疥癬(かいせん)

原因と症状

耳ヒゼンダニは耳の中に寄生するダニで、ミミダニ、耳疥癬(みみかいせん)とも呼ばれます。寄生された場合、激しい痒みと共に大量の黒い耳垢が見られます。感染している犬や猫との接触や耳ヒゼンダニの成虫、卵が付着した寝床や敷物からも感染が成立します。 耳を頻繁に痒がったり、黒い耳垢が大量に出てくる、頭や耳を頻繁に振るしぐさがみられる場合はご相談下さい。

多い犬種

トイ・プードル
シーズー
ダックスフント
ゴールデンレトリバー
ミニチュアシュナウザー

引き取ったばかりの仔猫等

治療法

効果的な治療薬と耳垢の管理を行なう事で治療ができます。通常、仔犬、仔猫の時期(家に来たばかりの頃)を除き、耳ヒゼンダニの寄生を受けることはそれほど多くありません。

しかし、動物がたくさん集まる場所(ドッグランや保護シェルター等)で犬や猫との接触があった場合や、前述した症状が出た場合は感染が疑われます。

耳血腫

原因と症状

耳血腫は耳たぶが大きくなり腫れてしまうことが特徴的な病気です。原因は耳が汚れているために頭を振ったり、ひっかいたりする外的要因やホルモン異常や耳の軟骨変性が関係していると言われています。

多い犬種

犬種や性差は関係なく発生します。

治療法

様々な治療法があります。症状の状態や犬の性格によって治療法が選択されます。

外科療法としては、液が溜まっている場所に小さな孔をあけ縫合することで液体が貯まることを防ぐ治療方法があります。一度で完結できますが全身麻酔が必要となります。

内科療法としては、貯まった液体を貯まらなくなるまで抜去する方法やインターフェロンを注入する方法、ステロイド剤注入方法等がありますが、症状が落ち着くまで何回かに分けて処置をする必要があります。

外科療法・内科療法に共通して言えることは、再発する可能性があると言うことです。また、再発防止の耳のお手入れは欠かせません。

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