小さなワンちゃん・ネコちゃんをお迎えする際はご覧ください。

新しい家族を迎えたら

子犬・子猫を迎えたら

小さなワンちゃん・ネコちゃんを家族として迎え入れた場合、新しい環境に順応できるまでには時間がかかります。その流れをスムースに運ぶ為に実践できる事をご紹介します。 予防や社会性の特徴を知っておく事でワンちゃん・ネコちゃんと人間の関係性を縮めることができ飼育が順調に進む事を期待できます。また適切な管理と対応はその後の「成長・しつけ」にも大きく影響するでしょう。

子犬を迎えた場合

予防は飼い主様のワンちゃんに対する思いやり、姿勢の表れです。
また、どんな治療も予防に勝る物はありません。予防医学の大切さは人間も動物も変わりないのです。

混合ワクチン接種・狂犬病予防接種は最も基本的な予防です。また接種証明書が無いと、ペットホテル・トリミング・ドッグラン等の施設が利用できませんのでご注意下さい。

生後六ヶ月までの
予防プログラムと
子犬の成長

予防時期
予防項目
詳細/成長と発達
2ヶ月齢

初回混合ワクチン、検便(初回無料)、フィラリア予防

母乳の免疫が切れるこの頃に初回のワクチンを接種します。検便を行い腸管寄生虫の有無を確認します。フィラリア予防は必須です。

☆ヒトの存在を認識させるべき時期です。ワンちゃんに対してヒトがポジティブな存在であることを生活の中で経験させましょう。

3ヶ月齢

2回目混合ワクチン、フィラリア予防

社会性を学ぶ時期です。人間と共生するためのルールを学ばせ、適切な関係を築いて行きます。

周囲の環境への順応も始まります。しつけをはじめる時期としては最適です。

4ヶ月齢

3回目混合ワクチン、フィラリア予防

より高度な社会性を身につける時期です。家族の中での自分の位置を探り、誰がリーダーなのかを感じ始めます。

精神が発達し個性が出てくる時期でもあります。

5ヶ月~6ヶ月齢

狂犬病予防接種、フィラリア予防、ノミ・マダニ予防、お散歩デビュー

社会性を学ぶ時期です。人間と共生するためのルールを学ばせ、適切な関係を築いて行きます。

周囲の環境への順応も始まります。しつけをはじめる時期としては最適です。

ワクチンの予防項目(犬)
について

混合ワクチンで予防できる感染症はワクチンの種類により異なります。どれも危険な物ばかりです。
初年度は三回接種ですが、翌年からは年に一回の追加接種で感染症から身を守る事ができます。

ライフスタイルで接種するワクチンの種類を選択すると良いでしょう。詳しくはスタッフまでご相談下さい。

予防できる病気 6種
ワクチン
8種
ワクチン
犬ジステンパー
犬アデノウイルス2型感染症
犬伝染性肝炎
犬パラインフルエンザ
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
犬レプトスピラ感染症 黄疸出血型
犬レプトスピラ感染症 カニコーラ型

ワンちゃんの社会性について

ワンちゃんの場合、生後4-13週齢までが「社会化期」になります。
「社会化期」とは、自分を取り囲む環境と自分以外の動物(人間を含む)との関係性を築く時期です。
この時期に経験した事、母犬や人間との関係性などが後に子犬の性格を決定する要因となります。

甘やかせるだけではなく、不適切な行動をとった時には適度な罰を与えることにより、自らの立場を理解させ、強い物には従順させることを学習させましょう。

子猫を迎えた場合

予防は飼い主様のネコちゃんに対する思いやりと姿勢の表れです。
どんな治療も予防に勝る物はありません。予防医学の大切さは人間も動物も変わりありません。

混合ワクチン接種は最も基本的な予防です。また接種証明書が無いとペットホテル等の施設が利 用できませんのでご注意下さい。

室外への外出は極力避け、室内だけで飼育することが望ましいでしょう。外出するネコちゃんは ノラネコちゃんと友達になったり、喧嘩をする事により「ネコ白血病・ネコエイズ」などの重篤 な病気をうつされる可能性が高くなります。

また、ノミ・マダニに感染し室内に持ち込むことにより、人間がノミ・マダニに感染する恐れが あります。

生後六ヶ月までの
予防プログラムと
子猫の成長

予防時期
予防項目
詳細/成長と発達
2ヶ月齢

初回混合ワクチン、検便(初回無料)、ノミダニ 予防
初回の3種又は5種のワクチンを接種します。検便を行い腸管寄生虫の有無を確認します。社会性が身につきます。
3ヶ月齢

2回目混合ワクチン、ノミダニ予防
2回目の3種又は5種のワクチンを接種します。
4ヶ月齢

3回目混合ワクチン、ノミダニ予防
3回目の3種又は5種のワクチンを接種します。
6ヶ月齢

避妊・去勢手術、ウイルス検査(ネコ白血病・ネコエイズ)
体も2kgを超え成熟してきます。避妊去勢手術には適切な時期です。ネコ白血病やネコエイズのウイルス検査を行うと安心です。

ワクチンの予防項目(猫)
について

混合ワクチンで予防できる感染症はワクチンの種類により異なります。どれも危険な物ばかりです。
初年度は3回接種ですが、翌年からは年に1回の追加接種で感染症から身を守る事ができます。

ライフスタイルで接種するワクチンの種類を選択すると良いでしょう。詳しくはスタッフ までご相談下さい。

予防できる病気 3種
ワクチン
5種
ワクチン
猫ウイルス性鼻気管炎
猫カリシウイルス感染症
猫汎白血球減少症
猫白血病ウイルス感染症
猫のクラミジア感染症

ネコちゃんの社会性について

ネコちゃんが家族・仲間・人間に対しての社会性を学ぶ時期はおおよそ4週齢から8週齢まで です。この時期を「社会化期」と言います。(ワンちゃんよりも早くに社会性が身につきます。)
「社会化期」における環境や経験が社会性の獲得に大きく関わってきます。そして性格の決 定にも影響する大切な時期と考えて下さい。

また、運動機能の発達と共に補食行動の練習も始まります。つまり離乳する時期でもありま す。よってこの時期に食べた物が、後の嗜好に影響すると言われています。

避妊去勢手術

かつては外で飼育されていたワンちゃんやネコちゃんの望まれない命を減らす為に行われてきました。昨今ではこれに加え、避妊去勢手術がもたらす体へのメリットを考えて手術を選択される方が多い傾向にあります。

健康な体にメスを入れることには抵抗があって自然です。しかしそれを上回るメリットがあり、健康な時にしか行えない手術であることも確かです。

一方で、避妊去勢手術をしないまま自然に暮らす事も一つの選択肢だと思っています。どちらが良い悪いではありません。

御家族のライフスタイル、手術のメリット、デメリットの考え方、生命に対する尊厳・・・家族の数だけ答えがあると考えても良いでしょう。

「大切な家族との生活をどのように過ごしたいのか?」を家族の皆様で一度考えてみてはいかがでしょうか。

当院では避妊去勢手術はワンちゃん・ネコちゃんにとって生涯で一度きりの手術だと考えています。それ故に手術に対するリスクを最小限にするため、しっかりと準備を整え手術に望むべきと考えます。このような理由から完全予約制となります。

避妊去勢手術のメリット・デメリット

メリット

  1. 生殖器疾患や男性ホルモン・女性ホルモンが関係している病気の予防につながる。

    雄 :「肛門周囲腺腫(腫瘍)」 「前立腺肥大」 「会陰ヘルニア」 「精巣腫瘍」
    雌 :「乳腺腫瘍」の発生率に関連します。

    犬の場合

    1回目の発情が来る前の発生率は0.05% 初回発情後8% 2回目発情後26% とされているため、
    発生率低下のはより早い避妊手術が効果的です。

    猫の場合

    半年齢以内で避妊手術実施の場合91% 12ヶ月齢以内で実施の場合86%発生リスクが低下する。
    (猫の乳腺腫瘍の85%は悪性であるため、避妊手術の効果は高いと考えます。)

  2. 性格が穏やかになることを期待できる。
  3. 発情に関連した問題行動(夜泣き、スプレー行為、マウンティング、性格の変化等)の軽減につながる。
  4. 発情時の性的欲求によるストレスからの解放。
  5. 不必要な妊娠と体への負担、不幸な命を減らすことができる。
  6. 偽妊娠発生の予防(犬)
  7. 乳歯遺残がある場合、乳歯を抜く為だけに麻酔をかけることは体の負担になります。合せて同時に抜歯することも可能。

デメリット

  1. ホルモンバランスの変化により基礎代謝が低下するため太りやすくなる。
  2. ホルモンバランスの変化により将来尿失禁を発生することがある。(雌)
  3. 繁殖ができなくなる。
  4. 全身麻酔、手術の合併症リスク

避妊手術の流れ

「安全・確実」に手術を実施するために次のような手順で手術を計画します。
飼い主様のご理解ご協力が非常に重要になってきます。

  1. 1.手術の説明・
    健康チェック

    健康状態・既往歴・ワクチン歴を確認し、避妊去勢手術に関する詳しい説明をします。
    その上で手術可能な体調かどうかを診察します。
  2. 2.日程の予約

    飼い主様と病院の予定を確認し、手術日の予約をしていただきます。
  3. 3.手術前日

    夜のご飯を食べたら、それ以降は食事を与えないようにします。(12:00以降絶食)
    ※水は与えても構いません。
  4. 4.手術当日

    朝食は与えないで下さい。(麻酔の際に胃内容物の逆流で誤嚥を防ぐためです)
    AM11:00までに来院していただき、飼い主様にはお帰り頂きます。
    その後術前検査を行い、体調に異常が無ければ予定通り手術を施します。
  5. 5.退院・自宅管理

    退院時に自宅での管理について説明を行います。
    エリザベスカラーや術後服にて傷口をカバーします。
    抗生剤、抗炎症剤の服用を一週間お願いしております。
  6. 6.健康状態、
    手術部位の
    確認と抜糸

    約10日から14日で抜糸が必要な方は御来院して頂きます。抜糸処置と同時に健康チェック・術部経過を確認します。

    抜歯処置が必要ない猫の男の子に関しては一週間後に傷口のチェックを行います。

その他の診療科目