犬が何回も吐く。食べている途中でも吐く。巨大食道症(食道拡張症)①

[2013年11月23日]

「犬が何回も吐きます。食べている途中でも吐きます。」

と言う主訴で3歳のミニチュア・シュナウザーの男の子が来院されました。

飼い主様のお話によると、春先から吐く回数が増えてきているようです。

今までは胃薬と整腸剤で様子を見ていたとのことでした。

体重が落ちてきているのと、呼吸も「ゼェゼェ」する事があるので心配なさっていました。

全身状態を確認して、血液検査やレントゲン検査・超音波検査等の各種を行いました。

ご飯を少しだけ与えて食べているところを観察。

幸いご飯の時には吐きませんでしたが、食べた直後より呼吸状態が悪くなってきました。

「ゼェゼェ」の状態が再現されたようでした。

この状態でレントゲンを撮りました。

どうやら食べた食餌は胃に入っておらず、その手前の大きくなった食道に貯まっている様子。

これが呼吸が苦しい原因です。

つまり、食道は口から胸の中を通って胃に繋がっています。

食道が大きくなってしまい食餌が貯留しているということは、肺が膨らむスペースが少なくなってしまうと言うことになります。

よって、呼吸が苦しくなってしまいます。

各種検査やこのような状態から「巨大食道症」という食道が大きくなってしまう病気だと言うことがわかりました。

次回に続く。

画像は何も食べていない状態でのバンザイをした写真です。大きくなった食道を黄色で表しました。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。

大きくなった食道を赤で示しています。

大きくなった食道を赤で示しています。