眼の病気①(角膜の傷)

2013年09月28日

眼の病気①

よく遭遇するものとしては、眼の表面(角膜)に傷がついてしまい、眼がしょぼしょぼしている状態です。

痛みがあるために元気もないことが多いです。

喧嘩、ウイルスが関係している場合、散歩中に草花で眼を突いてしまった。まつげが変なところから生えてきた。涙の量が少なくなってきた。

様々な事が原因で傷が発生します。

目が大きい犬種・猫種。鼻が短い犬種・猫種はどうしても損傷する可能性が高いです。

<症状>

痛みがあります。

白目が赤くなったり、黒目が白っぽくなったり、目やにが多くなったりします。

<治療>

原因がある場合は除去します。原因の特定がとても大切です。

そして角膜の損傷を修復する働きを助ける薬や抗生物質、時には自己血清点眼(自分の血液から血清を取り出し点眼する)などがあります。

動物用のコンタクトレンズもあります。(視力矯正のためではなく、角膜保護のための物です。)

損傷が酷い場合は手術が選択される事もあります。(深く広く損傷している場合に適応になる事が多い。)

<その他>

落ち着きがなく点眼ができない、内服薬が飲めないワンちゃん、ネコちゃん。

エリザベスカラーの使用が困難なワンちゃん、ねこちゃん。

飼い主様の治療へのご協力がない場合。(1日頻回の点眼と経過観察のための来院)

このような場合は治療が長引くか奏功しない場合が多いです。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした

動物用コンタクトレンズ

動物用コンタクトレンズ



著者 渡邉将道