犬が蜂に刺されてしまいました。

2016年11月09日

蜂に刺されたワンちゃんのお話です。

 

秋も終わりに近づいてきました。

春と秋は虫さされによる治療が必要なワンちゃんネコちゃんが増える傾向にあります。

ワンちゃんは散歩途中に刺されてしまうことが多いようです。

ネコちゃんは家の中やベランダで死にかけた虫やムカデなどで遊ぼうとして刺される事が多いと思われます。

ムカデに刺された方はこちらを御覧下さい。

犬・猫がムカデに咬まれたら(刺されたら)毒と症状と治療

先日は散歩中にワンちゃんが蜂に刺されました。

スズメバチのテリトリーに入ってしまったようです。

画像を御覧下さい。

蜂に刺された犬 

顎の下に何か・・・。取ろうとすると痛いのか咬んできます。

顎も腫れてきています。何とかして除去した物がこれです。

痛いはずです。気持ちが分かります。

蜂の針

蜂のお尻と針先です。針が思いの他、長くて驚きました。

針を拡大してみました。

蜂の針(拡大)

見事な針先ですね(汗

 

幸い、蜂毒によるアナフィラキシーショックの発現はありませんでしたので、抗炎症剤にて腫れと痛みを抑える対処療法にて対応しました。

蜂毒は殆どがムカデの毒(文頭ブログにて詳細あり。)と同じような成分です。

スズメバチは注入できる毒の量が多いことで知られています。

一方で、セイヨウミツバチは毒の質が高い(毒の力が強い)事で知られています。

 

いずれの場合も、人間はお医者さんへ。

 

動物は動物病院にて治療することが賢明と思われます。

(様子を見られる飼い主様もみられますが、結局症状が治まらず、酷くなってから御来院される事が殆どです。)

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。