犬の精巣(睾丸)が腫れている。(犬の精巣炎、精巣上体炎)③

[2014年02月11日]

犬の精巣が腫れているシリーズも最終回となりました。

前回のブログはこちら「犬の精巣(睾丸)が腫れている。(犬の精巣炎、精巣上体炎)②

今回は精巣(睾丸)炎・精巣上体炎とはどんな病気かを少し詳しく説明します。

<原因>

血行性あるいは膀胱への圧力による精管からの逆行性の尿による細菌感染。(ブルセラ・カニス=精巣上体尾部が好発感染する。)

外傷性の細菌感染。(ぶどう球菌・連鎖球菌・大腸菌・マイコプラズマ等)

☆ブルセラ・カニスに感染すると雄は精子が作られなくなります。雌は妊娠しても死産や流産を繰り返す怖い細菌です。

<病態>

犬よりも猫に多い。

片方あるいは両側の精巣が腫れる。

急性期には発熱と痛みが激しく表れることもある。

造精機能は低下または停止してしまう。

<診断>

健康状態、陰嚢の外観や熱感の有無などで評価する。

精液の検査や血清検査(ブルセラ・カニスの場合)も有効である。

<治療>

採材した精液の細菌培養に基づいた抗生物質の使用。

(少なくとも2-3週間の投与)

陰嚢を冷水や冷湿布にて冷やす。

精巣摘出術は感染で起こりうる症状を除去できるので、内科療法で奏功しない場合や、繁殖に用いる可能性がない個体は有効な手段である。

ただし、繁殖に用いる予定で且つ片側のみの感染であれば片側摘出が適応になる。

画像はあくまでイメージです。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。

あくまでイメージです。

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