外耳炎とマラセチアと皮膚病①

[2013年10月19日]

外耳炎とマラセチアと皮膚病①

耳が臭うとの事でご来院されたわんちゃんのお話です。

ゴールデンレトリバーの男の子です。

「耳の汚れが真っ黒」ということで、耳をめくってみると・・・

真っ赤な耳たぶと真っ黒な耳垢が貯まっていました。

典型的な外耳炎の症状でした、

一生懸命耳掃除しました。

見える汚れは綿棒やイヤークリーナーを用いて少しずつ汚れを除いて行きます。

耳鏡を使えば耳の奥まで観察することが可能です。

鼓膜付近の汚れはクリーナーで溶かし除去します。

しかし、見た目はきれいになっても、顕微鏡レベルだとマラセチアや細菌が残っています。

何日か経つとまた汚れが復活してくるので治療には何度か通院して頂く事になります。

場合によっては、内服薬や点耳薬を併用して頂くことも。

たかが耳の汚れなのですが、治療は手間と労力が必要なことが多いです。

耳垢を特殊な染色液で染色して確認してみると、雪だるまのような、長細い丸いものがたくさん検出されました。

マラセチア(Malassezia pachydermatis)という真菌(カビの一種)です。

また皮膚の状態が思わしくない場所もあり、そこからもマラセチアが・・・。

次回はマラセチアに関して説明します。

画像は外耳炎を呈す耳です。赤くなって汚れがたくさん確認出来ます。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした

外耳炎の耳

外耳炎の耳