大型犬の汎骨炎のまとめ(イヌのはんこつえん)②

[2013年10月17日]

前回の続きになります。

イヌの汎骨炎についてまとめです。

前回はこちら「大型犬の汎骨炎 (イヌのはんこつえん)①」

汎骨炎(Panosteitis)について。

<原因>

不明。遺伝する可能性が高いと考えられている。

<好発条件>

中型から大型犬(ジャーマンシェパードの血が入っていると可能性が上がる。) ・若齢で発症する。(5から18ヶ月歳くらいまでに発症することがほとんど。 ・性差がある。雄がなりやすい。

<症状>

足の痛み(一本の場合もあるが、複数の場合もある。)による跛行(びっこ) 症状は数週間から数ヶ月続きます。再発することもあります。

<診断>

レントゲン検査

<治療>

痛みが強い場合は抗炎症剤の服用。 運動制限 ☆治療となっていますが、痛みを防ぐ為の対処療法です。

<その他>

長骨(長い骨)に痛みを感じる。(一番多いのが「尺骨」という前足の腕の骨の細い方) 痛い足が変化する事もある。

(例えば、右だったのが左に。あるいは後右へと変化する。)

☆痛い足が変化する病気は他にもあるのでレントゲン検査等で鑑別することが必要です。

予後は非常に良いです。

画像は当院でよく処方する非ステロイド系の抗炎症剤です。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。

<参考文献>

松原奈美ほか. 犬の汎骨炎の疫学. 獣医麻酔外科学雑誌, 20090620, Y0307A 0916-5908, 161p.

Theresa W. Fossum: SMALL ANIMAL SURGERY, 1999,1010-1011,LLLセミナー
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