本日3日は終日休診。(犬猫の防水スプレー中毒の症状、原因等)

[2016年02月03日]

本日3日(水)は終日休診となります。
皆様の御理解と御協力をお願い致します。

 

「犬や猫の防水スプレーによる中毒について。症状・原因物質・発生機序について」

 

<症状>

暴露してからの数時間は目立った症状が出ないことが多いようです。(暴露された量にもよる)しかし、時間の経過と共に変化が起きてきます。

元気消失、食欲不振が現れ、次に呼吸状態が悪化します。

呼吸回数の増加(胸やお腹が動く回数が多い)や口を開けての呼吸をする。

さらに進行すると、息苦しい為に横になって寝ることが困難になる。眠れずに落ち着き無く立ち尽くすこともあります。

何れも呼吸が苦しいことが原因で、呼吸が楽な姿勢を維持しようと努力します。

苦しそうな犬

 

<原因物質>

スプレーに含まれる物質で毒性のある物は大きく三種類に分かれます。

 

① 防水スプレーの「防水」を担当する物質。

フッ素樹脂又はシリコン樹脂のどちらか。この二つのうちフッ素樹脂の方が肺に及ぼす影響が強い。

 

② 防水スプレーの「スプレ」を担当する物質。

(フッ素樹脂やシリコン樹脂をこれらの物質に溶かし霧状に噴霧します。)

ヘキサン、ヘプタン

 

③ スプレーした後のフッ素樹脂火気の熱で分解された物質。

※ポリマーヒューム (熱により発生した産物全般を示します。)

 

※テフロン加工のフライパンを加熱しすぎるとコーティングしている物質(パーフルオロオクタン)はポリマーヒューム熱(インフルエンザ様症状)を起こし、発がん性が含まれることで数年前に話題になりました。

 

<発生機序>

上記の原因物質を吸引した場合、肺の末端である肺胞(血液とガスを交換する場所)が虚脱して(しぼんでしまい)、機能しなくなってしまいます。

結果として酸素をうまく体に取り込めなくなるので、呼吸の回数を増やし酸素不足を補おうとします。

 

診断・治療・予防方法に関しては次回にひっぱります(汗

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。