犬はガトーショコラを何g食べるとチョコレート中毒になるか?②

[2013年05月16日]

ガトーショコラ編再開です。

前回のおさらいしたい方は「犬はガトーショコラを何g食べるとチョコレート中毒になるか?①」です。

たくさんのメーカーに問い合わせましたが、実際にはテオブロミン含有量まで測定している会社はありませんでした。

が、しかし、某メーカーからの回答では「カカオマス100gに含まれるテオブロミン量は1.3gである。」という具体的な数字をご教授頂きました。

ということは、ガトーショコラや製菓店で作られたチョコレート製品に用いられる「クーベルチュールチョコレート」の中にどれだけのカカオマスが含まれているかで答えが分かります。

クーベルチュールチョコレートの定義は・・・簡単に説明しますと、カカオバターを多く含む製菓店で用いられる良いチョコレートと考えて下さい。詳しくは前回述べています。

分類は、「ビター、スイート、ミルク、ホワイト」の4分類です。その4分類にどれだけカカオマスが含まれているかというと・・・

ビター  50%のカカオマス  100g使用の場合は0.65g つまり 650mgのテオブロミン含

スイート  30%のカカオマス       100g使用の場合は0.39g つまり 390mgのテオブロミン含

ミルク    10%のカカオマス        100g使用の場合は0.13g つまり 130mgのテオブロミン含

ホワイト     0%のカカオマス        100g使用の場合は0g        つまり       0mgのテオブロミン含

クーベルチュールチョコレート

クーベルチュールチョコレート

となります。さて、実際にガトーショコラの大きさやレシピにもよるのですが1ホール当たりビターのクーベルチュールチョコレートが100g-150g使われているようです。

テオブロミンに換算しますと、650mgー975mgになります。犬がチョコレート中毒を起こすテオブロミンの量は一キロ当たり100mgです。

今回の患者さんは4kgのトイプードルなので、400mgで中毒の可能性大です。つまり、1ホールは確実アウトです。

少なく見積もって6,5kg以下のワンちゃんでアウト。多く見積もって10kg以下のワンちゃんでアウト。

四分の一くらいならば含まれるテオブロミンは162,5mgー244mgなので1,6ー2,4kgの体重で中毒の可能性が高くなります。

結論:「2kgの犬が1/4ホールのガトーショコラを食べるとチョコレート中毒になる可能性が高い」

gで表せなくてごめんなさい。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。