いたずらによる手の腫れ
[2013年01月12日]
あるワンちゃんが手の先が腫れて痛くて歩けないとのことで来院されました。
昨日夜寝る前までは普通だったそうです。
まるでスキーの手袋を着けたかのようにパンパンに腫れています。
このような症状を起こす原因となるものは?虫さされ?踏まれた?
レントゲンでは骨折は見つかりませんでした。傷があったので毛を刈りました。
その様子を診察室のドアを少しだけ開けてお子様が心配そうに覗いていました。
画像をご覧下さい。クリックで拡大です。
手首を一周するかのように傷があります。なかなか深い傷です。
原因は輪ゴムです。一つの輪ゴムを何重にもして巻き付けられていました。
輪ゴムは皮膚を切ってめりこんでいました。その結果うっ血して腫れていたのです。
ピンセットで輪ゴムの一部を傷から探り出してカットしました。
これは動物の為せる技ではありません。残念な事です。
状況を飼い主様に説明して治療を開始しました。幸い、2,3日で腫れは引き、歩けるようになりました。
ここから先はご家族でお話し合いをして頂くことになりました。
「犯人が誰か?ではなく次に同じ事が起こらないように指導して頂くことが大切」と言う旨をお伝えして治療は終了に。
小さなお子様は理由無くいたずらしますのでご注意を。
夜間緊急対応 日曜祝日診察 日進市 アニウェル犬と猫の病院 渡邉でした。
