犬と猫に共通する病気

ワンちゃん、ネコちゃんに共通する代表的な病気を以下に記します。どれも人間で言う生活習慣病に近い物があります。

腫瘍

ワンちゃんネコちゃんの死因の第一位は腫瘍です。年齢の経過と共に発生率も上がってきます。ワンちゃんの場合7歳では10.1%、10歳 では6頭に1頭にあたる17.5%が発症していることがわかりました。(アニコムホールディングス調べ)腫瘍の種類も様々で皮膚にできる物、体の中にできる物、血液の腫瘍などがあります。それぞれに治療方法や対応が異なります。体を触っていてしこりを発見したり、体調不良で検査したら腫瘍だったと言うことも珍しくありません。早期発見・早期治療が大原則です。

症状

腫瘍の種類により異なります。体表や乳腺にしこりが見つかったり、泌尿器系の場合は血尿が出たり、急に食欲が無くなるなどの全身症状が出てしまうこともあります。どのような症状が出てもおかしくないのが腫瘍の特徴です。

治療

摘出可能なものに関しては摘出し根治を目指します。腫瘍によっては抗がん剤が使えるものもあります。腫瘍の種類によって治療方法が異なるため正確な診断が必要になってきます。

子宮蓄膿症

雌で避妊をしていない状態で発情の後や中高年齢のワンちゃん、ネコちゃんに発生する傾向があります。子宮内に細菌が感染して膿がたまる病気です。

症状

食欲が減ってきた、水をよく飲む、嘔吐を繰り返すなど。症状はいろいろなものが現れます。陰部から膿が出てきて気づくことが多いです。一方で膿が全くでない状態の場合もあります。そのままにしておくと全身の臓器にダメージが及び危険な状態になってしまいます。

治療

外科的に膿のたまった子宮と卵巣を摘出します。緊急を有する事が多いので、「陰部から膿が出ている」場合は御連絡ください。

歯石

ワンちゃん、ネコちゃんは毎日歯磨きをするわけではありません。必然的に汚れが蓄積し歯石となります。食餌が柔らかい物主体だと歯石が形成されるまでの時間が固い物よりも短いようです。

症状

臭いがひどい、口から出血する。ぐらぐらの歯がある。歯肉炎があるなど。ほっぺたがが腫れているなど。

治療

歯石グッズでの予防や食生活の改善、歯石除去、進行している場合は歯石除去が必要です。毎日のケアが大切です。小さな頃から習慣づけましょう。

外耳炎

症状

「耳の垂れている種類」、「首を振る」、「耳を掻いている」、「臭う」このような事が一つでも当てはまるワンちゃん、ネコちゃんは耳が汚れている可能性があります。一度耳の中を覗いてみてください。

治療

自宅で耳掃除する場合は見えている範囲でイヤークリーナーを用い汚れを拭き取ってください。奥の方まで綿棒を用いて掃除をするのは耳道を傷つける事があるので病院で処置した方が良いでしょう。程度によって内服薬を使うこともあります。

肥満

食餌以外におやつを与えたり、人間のご飯を少しだけ与える事はよくあることです。しかし、度が過ぎると・・・肥満は病気の予備軍です。心臓病、糖尿病、関節痛等、近い将来確実に病気になります。
食餌の量をコントロールできるのは飼い主様だけです。かわいいから与え過ぎてしまうと言うのは理解できますが、長い目で見るとワンちゃんネコちゃんの為にはならないでしょう。

予防

健康的に無理なく痩せられるように、当院では肥満度の評価、それに応じた減量プログラムの作成を積極的に行っております。ワンちゃんと一緒に飼い主様もダイエットに成功した例もあります。飼い主様で用意して頂くのは、「やる気」だけです。ちなみに動物のダイエットは成功率85%ですよ!(アニコムホールディングス調べ)