一覧

  • 2013年08月30日

    「重症熱性血小板減少症候群 SFTS」 のウイルスを新たに4県で確認。

    29日のニュースです。 このブログでも何回か取り上げました重症熱性血小板減少症候群の原因ウイルスを持つマダニが新たに四つの県(和歌山・福井・山梨・静岡)より見つかりました。 またさらに、この病気のウイルスに感染したことを示す「抗体」を持つ「シカ・イノシシ・猟犬」が福岡・香川・和歌山・三重・長野・富山…
  • 2013年08月26日

    ペットの防災対策 被災地の獣医師から学ぶ会のお誘い

    先の東日本大震災では人だけではなく、ペットの被災も問題となりました。 いつ分からない災害に備え、そして東日本大震災での教訓を生かすため、 日進市開業獣医師会と日進市は「災害時の動物救護活動に関する協定」を締結します。 また仙台市獣医師会会長の大草潔先生をお迎えし、ペットの防災対策について講演会を開催…
  • 2013年08月25日

    耳の後ろがパックリ。原因はミミダニでした。②

    前回の続きです。 前回はコチラ「耳の後ろがパックリ原因はミミダニでした。①」 傷の治療方針は決まりました。問題は何が原因で出来た傷なのか? 耳の周囲ということであれば、まず耳汚れをチェック!と思うまでもなく、耳は真っ黒でした。 その汚れを顕微鏡で観察すると、ミミダニがたくさん観察されました。 喧嘩で…
  • 2013年08月24日

    耳の後ろがパックリ原因はミミダニでした。①

    夏も終わろうとしていますが、まだまだ残暑が続きそうですね。 お盆前に耳の後ろに怪我をしているネコちゃんの診察を承りました。 外に出かけるネコちゃんのようで、飼い主様のお話では他のネコちゃんと喧嘩をして傷が出来たのではないか?と言うことでした。 ぱっと見、右耳の後ろ側の皮膚が欠損した状態でした。 さら…
  • 2013年08月23日

    マダニが!!!(マダニが運ぶ病気や病原体について)②

    前々回の続きです。 マダニについて。 日本には犬と猫に寄生するマダニは約20種類がいます。 足が左右四本ずつある節足動物。ですから昆虫ではありません。注 幼ダニ時は左右3本のものも。 「一番メジャーなフタトゲチマダニの生活環」(そうでない種類のマダニもいます。) ①卵から孵化した幼ダニは3-7日間動…
  • 2013年08月17日

    マダニが!!!(マダニについて)①

    またまたペットホテルでの出来事です。 今年のお盆は15日が中途半端な曜日だったので、予約状況が前半と後半に分かれているようでした。 後半組のワンちゃんのお話。 ご来院後初めての散歩に行こうと思ったら・・・。何かがゲージの中に落ちていました。 こりゃなんだ?うんこ?と思ってティッシュで取り見てみたらび…
  • 2013年08月16日

    猫の毛球症とグルーミングの関係。

    お盆期間中にペットホテルで滞在しているネコちゃんのお話です。 来院時から元気は良いのだけれど、ご飯の食べがいまいち。 原因は異なる環境によるストレスかな?と考えていました。 便が出てきてびっくりです。便のように見えて全部「毛」で構成されています。 またゼリー状の粘液も一緒に出てきています。 確かに、…
  • 2013年08月12日

    奇跡が起きるならば。(熱中症とDIC)④

    前回の続きです。前回はこちら。 最期を家で迎えるために退院したワンちゃんが、元気になって再来院したと思ったら、血液検査の数値は最悪だった。 というのが前回までのお話でした。 その日より飼い主様は毎日通院され治療をされました。しかし状況が悪化するわけでもないが、良くなるわけでもない。 「明らかに悪くな…
  • 2013年08月08日

    奇跡が起きるならば。(熱中症とDIC)③

    前々回の続きです。前々回はこちら 最期を家族と過ごすためにワンちゃんが退院してから数日が経ちました。 事あるごとに、あのワンちゃんがどうなったのか? 何度も考えましたが、考えないようにもしました。 お支払いにご来院された時も、血液が混ざった下痢がたくさん出てしまったこと、呼びかけにもあまり答えること…
  • 2013年08月06日

    奇跡が起きるならば。(熱中症とDIC)②

    前回の続きです。 数日間の治療の効果はとてもではないですが、芳しい物ではありませんでした。 日に日に弱っていくのが誰から見ても分かります。 「このまま治療を続けるという事は病院で最期を迎えることになるかもしれない。」 改善の見込みがなく悪化をたどる場合。本人にとって何がよいのか?最期を誰と共有するの…
  • 2013年08月05日

    奇跡が起きるならば。(熱中症とDIC)

    4週間ほど前のある日の朝一番に、熱中症でぐったりしたワンちゃんが運ばれてきました。 前日のお昼は「とんでもなく暑かったあの日」です。 良く吠えるワンちゃんということで、炎天下の中吠え続けていたそうです。 そして「ぐったりしてしまった」とのことでした。 幸いにも意識はありましたが、明らかに状態が悪そう…